かかぁ殿下ちーちゃんのつぶやき

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8月5日 PART ① 夏菜の誕生~奇跡~

「いのちのDIARY」

8月5日。2時ごろ。主人と母が病院に来ました。その前に私と主治医の先生と話しをして普通分娩は無理と判断をして帝王切開と決めました。手術をするには本人の承諾が必要なので書類にサインをします。
自分の名前を書く。点滴をしているのでその副作用で手が震える。
「すみません。字がよれよれで・・・」

主人が来て手術の説明を始めた。
基本的には双胎児の場合、下にいるほうが先に生まれるのでそっちの方が上の子であるが、私もよく分かりませんが病院によって違うらしい。今回は帝王切開なので帝王切開だと取り出した順らしいけど、またこのことについて先生の考えなどによって異なる場合があるそうですが・・・

私の場合とにかく生きている子を先に取り出すことになった。そのあともう一人を取り出す。手術の時間は短いが大体1時間で終わるそうです。でも私の場合は分からないと言われました。
先生たちはここの病院では例のなかった出産となので、慎重に進めようとしているのが分かりました。

4時。手術の前の準備が終わりました。私はストレッチャーに乗って手術室へ運ばれた。迷路のような病院の廊下。上を向いているとどこをどう曲がったのかサッパリ分からなかった。

4時半ごろ、主人と母は手術控え室で待つように言われたそうだ。ちょうどそのとき、ぱたぱたぱた・・・サンダル履きの音がし、何かをごろごろ押してくる音がしたそうです。
「どうもはじめまして。新生児科のKです。僕の準備が出来次第帝王切開が始まります。」
新生児科の先生もそろった。

「***さん、準備は整いました。これから下半身麻酔をします。」
下半身麻酔を受けて、看護師さんが「触られているの分かりますか?」と聞かれて「全然分かりません。」と答えた。
始まった。

「***さ~ん!お腹をおされるような感じがします。具合が悪くなったら言ってくださいね。」
めがねも外し、コンタクトもしていない私には全く見えません。
「うわ!」本当に押されるような感じがした。
暫くして

「んぎゃ~!」

と小さな泣き声が聞こえた。5時14分。1190gの女の赤ちゃんが生まれた。でもすぐに泣き声が消えた。
「今新生児科の先生が人工呼吸器をつけています。赤ちゃん元気ですよ」
「良かった・・・生きて生まれてきたんだ・・・死んでしまうことなく生まれたんだ」
「お母さん、もう一人の赤ちゃんを取り出しますね」静かに先生がおっしゃった。
何も聞こえない。ただ「カチャカチャ」と器具の音だけが聞こえた。

「残念です・・・とってもかわいい女の子ですよ」

「ありがとうございました」

「お母さん、この子をセンター(新生児科の病棟をそう呼ぶのです)に連れて行きますね」保育器に入った赤ちゃんにK先生が人工呼吸器のゴムを押しながら言った。新生児科の看護師さんと一緒にセンターに連れて行った。

昨晩寝ていなかったからか・・・うとうとしてきた・・・


気が付いたら病室のベッドの上だった。
「まだ麻酔が効いているから注射で抗生剤と収縮剤を打ちますね」と看護師さんが言って「はい」と答えたが、その後は全く覚えていない・・・


目が覚めると主人がいた。
「今面会して来た。可愛いぞ!小さいけど動いていたよ。そうそう、赤ちゃんの名前をつけて、出生届けを出して健康保険に入れるように新生児科の看護師さんに言われたよ。何て名前にする?」
「かなでしょ?」
「かな、だけど漢字はどうしようか?」
「香る夏、の香夏はどうかな?」

「俺さ・・・夏に菜の花の菜がいい・・・夏菜がいい」

「夏菜?ふふ~んいいね。上の二人の名前にも合うし、共通点もあるし!」「共通点?」「ううん、いいの!夏菜!可愛いじゃない!夏菜ちゃんね」
「じゃあこれから市役所に行ってくるね。あともう一人の子、俺千里の分も抱っこしたよ。夏菜にそっくりだった。片耳が未完成で・・・でも可愛い顔だった。千里にはちょっと見せられないかも・・・」
「うん・・・ちゃんと火葬していただこうね」
「そうだね、行ってくるよ」

主人は市役所に行って、隣の保健所にも行って未熟児の手続きをしてきた。
産科の先生から「お母さん、こんなことを頼むのはすごく申し訳ないのですが・・・もう一人の赤ちゃんの解剖をさせていただけませんか?」
「どうぞ、あの子が世の中で役に立つのならお願いします。あの~主人には?」
「はい、話しました。お父様からも承諾をいただきました。また結果についてはお話します」

暫くして新生児科のK先生と部長のT先生がいらした。
「お母さん赤ちゃんお誕生おめでとうございます。僕が主治医のKです。今日はお母さんを動かすのは今までの薬などの影響もあるので危ないので明日赤ちゃんと面会となります。お父さんが先ほど面会していただきました。元気はいいです。ただ極小未熟児の上危険なハイリスクがある子なので今はなんとも言えませんが、でもお母さんとお父さんと僕たちで赤ちゃんを育てて生きましょう。詳しいことは明日お話します。」

夏菜は生きて、生きて・・・産まれてくることができた・・・生きて産まれてくるかどうか分からないと言われた夏菜。

それは~奇跡~


夏菜は奇跡を起こした。そして夏菜は奇跡を何度も起こしてくれたのだ・・・

でもまだ「産まれる」ことはできたけど大きなハードルがたくさんあることをまだ私は知らなかった。

ちょっと笑えるのですが・・・実は心臓がドキドキしてて3日くらいちゃんと食事をとっていなかった私。夜中お腹が空いてしまって眠れない。
「あの~看護師さん、お腹が空きすぎて眠れないんですが・・・」
本当は手術のあとは普通食をすぐに食べられないことが多いのですが、あまりにもお腹がグ~グ~なっているのを聞いて
「はい!これは先生に内緒よ~」
とお菓子をくれた。しかもちょっとしたケーキだった。
「ありがとうございます!」
ケーキを食べながら「夏菜」という漢字のイメージをした。どんな子になるかな?

それからやっと寝ることができた。もう6日になっていた。


6日、午後、センターで夏菜に会う。その前に先生の説明があるそうだ。どんな説明だろうか・・・


続く・・・


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Commented by ruri at 2009-08-05 21:14 x
始めまして  夏菜ちゃん とても エレガントなお嬢さんですね~。
ご家族の想いを一身に受けて 幸せの塊みたいです。  世の中の 子どもが 全て
夏菜ちゃんみたいに 育てて貰えたら
どんなに良いだろう、、、と 何時も思います。  
Commented by chisato-antares at 2009-08-05 21:35
ruri さんへ
はじめまして!ようこそです!
本当に世界中の子供たちが幸せになれるようにいつも祈っています。私たち家族は夏菜がいて本当に多くのことを教わり、大切なことを教えてくれた夏菜。これからもいろんなことを教えてくれるでしょう。そんな夏菜を大切にしたいと思っています。
Commented by ゆうき at 2009-08-05 22:56 x
じ~んとして、涙でディスプレイが滲んでしまって
すぐには、言葉が見つかりません。
ごめんなさい。
夏菜ちゃん、素敵な名前です。
そして、もう一人の女の子の命も無駄にはならなかった。
その女の子の存在があったから、今のCHISATOさん一家が
ある・・・。今、凄く感動しています。気が利いたコメントが出来ずに
ごめんなさい。
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by chisato-antares | 2009-08-05 17:55 | いのちのDIARY | Comments(3)

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