生後1週間~先生との面談~

「いのちのDIARY」


平成8年8月12日。月曜日。
夏菜が産まれてちょうど1週間です。1週間の間に多くの産婦さんが入院して最初がらがらだった産科病棟は満室となり、元気のいいお母さんは違う病棟に入院するほどになっていました。市立病院では夜間も授乳をするのでみんな目覚まし時計で起きるのですが・・・みんなお疲れでおきません。なので私は夜の目覚まし係りとなり、アラームをセットして鳴ると「お~い!授乳タイムだよ~」と起こしていました。私以外はみんな赤ちゃんが新生児室にいるので授乳時間には面会できますが、私は1日1回、15分と言う面会時間。でも同じ病院だからいいほうでした。違う病院に入院しているお母さんは自分が退院するまで面会ができずきっと不安だっただろうなと思います。

朝、いつもの検温。私は帝王切開だったので基本的には10日間の入院でしたので退院日は14日だったのですが、産後の調子も良かったし、まだ夏菜の入院は続くので看護師さんから
「お母さんがよければ退院してもいいそうです。どうしますか?」

もちろん「はい!」です。4歳と1歳7ヶ月の子供を家に置いての入院だったので早く退院できたほうがいい!ちょうど夏菜の先生との面談も13時だったので、主人も来るのでそのまま退院することにしました。

13時。K先生と面談。体重は1011g。9日の金曜日が一番へって920gになってしまいましたが少しずつ増えているようです。生まれたときは4本だった点滴が11日に2本に減り、12日は栄養剤のみとなりました。まだ口からの授乳はできず鼻からの栄養チューブで母乳を一日8回注入していました。最初は1ccから。でもたった1ccも消化できずに胃の中に残っていた夏菜。でも徐々に消化できるようになりやっと今日は1cc全部を消化できるようになりました。
今日は試しに人工呼吸器を外してみるとこにしたそうです。自発的な呼吸が認められたのでちょっとチャレンジ。
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酸素濃度を25パーセントにしてあります。

先生は先日話した脳の出血のことを話してくれました。血管の未熟性から起きる脳内出血はおさまったとのこと。毎日エコーで見て判断するのと同時に頭囲を測って異常に大きくなっていないか調べていました。夏菜の頭には×印がある日ついていてなんだろうと思ったら看護師さんが「頭囲を測るのに基準を決めないといけなかったの。ごめんね!」と言っていました。

心臓の穴のハードルの次のハードルを何とか乗り越えてくれました。


でも次のハードルがまたあった。


超未熟児、極小未熟児の10~15パーセントに起こるという「脳室周囲白室軟化症」


この後遺症はこれから起こるそうです。夏菜は血液がドロドロだった。危険性はとっても高い。

医者は必ず最悪の状態を話すことになっています。それは「絶対」ということがないからです。どんなに先生ががんばっても、患者ががんばっても・・・・どうすることができないときがあるのです。
なので医者は最悪の状態を話すのです。


「夏菜ちゃんはリスクが多くて、脳室がとっても心配です。この後遺症はその子によって異なります。重度に残った場合、寝たきりになってしまうこともあります。10~15パーセントの赤ちゃんが後遺症が残るといわれています。今の段階ではまだわかりません。ただ今日のCTではちょっと欠落が認められました。わかりやすく説明すると脳室の周りの神経細胞が未熟な血管、心臓のために血液が運ばれず欠落、なくなってしまうことです。失われてしまった脳神経はもう二度とできません。どこまで欠落してしまうのか・・・大体1週間かけて欠落していきます。金曜日にまたCTを撮りますので16日の金曜日に面談に来てください。」


夏菜は難しいのだ。どうか欠落がすぐに止まってほしい。

せっかくの退院でしたが、また辛いハードルができてしまって元気に家に戻れるのか・・・

でも二人の子に元気なお母さんの顔を見せてあげないといけない。
それに決めたんだ。どんなことがあっても、前に進む。誰も責めてはいけない!

夏菜に障害が残っても「夏菜」には変わらない。私の子供。
大丈夫・・・大丈夫・・・


生まれてきてくれたんだから・・・お母さんと一緒にハードルを乗り越えよう!何があっても私は逃げない。ちゃんと受け止めるんだ。

そして2週間の入院生活を終えて自宅に戻った。
「あのね、夏菜ちゃん小さく生まれたから病院にいることになったの。でも先生、看護師さんがいるから大丈夫よ。」
2人の子に話した。長女は4歳。何とか理解できていたが、長男はまだわからないだろう・・・

それからは主人が仕事を終えてから一緒に面会に行った。保冷バッグを持っていきました。その中には搾った母乳が8本。100CCのビンに入っていましたが夏菜は1回の授乳で1~2CCしか使いません。私ができることは母乳を搾って、元気でいること!ママが元気じゃないと夏菜は嫌だよね!


きっと・・・きっと・・・残ってしまうだろう・・・夏菜には障害が残ってしまうだろう・・・


まだ結果がわからないはずなのに私にはわかる。それがどうした。残ったら残ったらでいいじゃない。

私はどんなことにも負けない。大丈夫。そう、産まれる前から覚悟してきたんだもんね。

「どうして?」なんて言わない。受け止める。ちゃんと受け止める・・・

私は夏菜のお母さんだから。他の誰でもない、夏菜のお母さんは私だけなんだ・・・



続く・・・



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by chisato-antares | 2009-08-12 17:45 | いのちのDIARY | Comments(9)

ゲリラ豪雨でした(>_<)

明日からお店は2週間お休みです。オーナーの家の事情でお店をお休みすることになっていて、オーナーが最後にお店を閉めるのが大変だろうと思って今日は17時で閉めることになっていたので17時までお仕事。お惣菜屋さんは午後ははっきり言っておひまです・・・特に14~16時までの2時間はお客様がほとんど来ませんでした。なのでお店のお掃除をせっせとしていました。すると空が暗くなってきた・・・ちょうどわたしが家に着いたら雷がなり始め、雨が降ってきた。「ゲリラ豪雨」です。一気に道路が水で貯まってきた。道路全体が水溜りのよう・・・ここ数年、この「ゲリラ豪雨」が起きますね。やっぱり怖いです。私が住んでいる地域は江戸川に近く地盤が低めなので台風のときとか、急に雨量が増えるときは怖くて夜も眠れません。
「ゲリラ豪雨」も地球温暖化の影響かな?もっと地球を大切にしたいですね。
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お店の前は広場になっていて、こんな大きな木があるんですよ~


「いのちのDIARY」


8月7日。新生児科の面会は予約制で、しかも何時でも言い訳ではなく「予約票」に書き込んでいました。1回15分間。同じ時間帯に4組の親のみがNICUに入ることができました。赤ちゃんに面会できるのは基本的に両親のみです。なので夏菜に会えるのは私と主人だけ。兄弟も祖父母も会えません。NICUをでて、未熟児室を出て。コット室になるまで両親のみです。昨日のうちに今日の予約をとり、主人の仕事が終わってからこれる時間に予約しました。
18時。ちょうどそのころ主人は同じ市内で働いていて、また会社と家の中間が市立病院あたりだったので、私が入院している間は定時に退社して最後の面会時間に病院の新生児科の前で待ち合わせをしていました。

インターフォンを押した。「***です。面会に来ました」
「どうぞ~」
ドアが開いた。さて、夏菜ちゃんが待っている。白衣を着て、腕までしっかり洗って、3重ドアの先のNICUに入った。するとK先生が来ました。夏菜の様子を見ていました。

「どうもこんばんは!夏菜ちゃん心臓の穴がふさがってきましたよ!」
一つ目のハードルを越えることができた!良かったね。

体重が1060g。生まれたときより130g減っていた。赤ちゃんは普通体重が減りますが未熟児も同じように減りますがもともと体重が少ないので「元の体重に戻るのかな?」と不安になります。1060gというとお砂糖1袋分。軽いな・・・

保育器ですやすや寝ていました。明日は体重がどうなってるかな?
ただ見るだけしかできない・・・何ができるんだろう?このまま夏菜の面会をしているだけじゃいけない・・・


病室に戻ってから「日記」を書くことを決めた。とりあえず家から持ってきたメモに看護師さんの話や先生の話。そして・・・夏菜の様子を書き込んだ。

早産を知った高校時代の友達がお祝いに何かないかと聞かれたので「育児日記」と言いました。上の二人のときも書いていました。まだ買っていなかったので友達に頼みました。
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メモから育児日記に書き換えました。毎日夏菜の体重とミルクの量を書きました。
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左上に張っているのは生後間もない夏菜の写真です。あまり大きさを感じませんが、頭の大きさはテニスボールより小さく、手のひらは私の親指より小さい・・・

毎日毎日、書いた。

生後1週間経った8月12日は2回目のK先生との面談の日。どんな話があるんだろうか・・・この間聞いた「未熟児のリスク」ってどういうのだろうか・・・

ちょっと怖い。でもこれもハードル。越えないと前に進まない。
ちゃんと前に進まないと。後ろを向くな!後悔をするぞ!前を・・・前だけを見て!


「未熟児のリスク」は私の人生観を大きく変えた。


もう怖いものはない!未来は決まっていない!


そう思うようになった。8月12日の面談で・・・


続く・・・


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生後7ヶ月のかな。やっと腹ばいができるようになりました。



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by chisato-antares | 2009-08-07 23:13 | いのちのDIARY | Comments(6)

エアコンが壊れた!あぢ~!

昨晩兄ちゃんと夏菜の部屋のエアコンが壊れてしまって、なんと「温風」が出てきた!かれこれ11年。突然壊れました・・・でも家電は突然壊れるものですから・・・最近壊れたのはなんだったけな?洗濯機とリビングのエアコンが3年前に壊れたっけ!痛い出費ですが先ほど家電屋さんで購入してきました。日曜日に設置してもらいます。それまでは扇風機でがんばってね!兄ちゃん!
今日のパンは「ジャム生地をのせて焼いたパン」です。イチゴジャムが少しあったので、ジャムに牛乳と小麦粉を混ぜてクリーム状にして2次発酵させたパン生地のかけて焼きました。
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ブルーベリージャムで作ったら美味しそう!今度作ってみよう!

「いのちのDIARY」


夏菜が生まれた次の日。午前中暫く髪の毛を洗うことができなかったので洗面所で洗ってみたら・・・髪の毛がごっそり抜けました。タオルで拭いていたらどんどん抜けていく。鏡を見ると前髪の一部分が500円玉くらい抜け落ちてしまった。
看護師さんに聞いたら「陣痛を抑えるような薬はホルモンの薬なのでたまに毛が抜けたり、白髪になることがあるんです」
なるほど・・・名誉の勲章だわ!あまり目立たないように前髪をピンで留めるようにしました。その後、そこの抜けてしまった前髪は白髪になってしまいました。なので私の前髪は500円玉の白髪の塊があります。でも気にしない~!だって、染めれが大丈夫だもんね。
髪の毛も洗ってお昼を食べて、新生児科の病棟に行く時間前に主人が来ました。

帝王切開の傷が痛むので今日は歩いていかず車椅子で行きました。主人は昨日も歩いた道のり。私が入院している産科からエレベーターを乗って降りて長い廊下を進み奥にあるエレベーターで降りる。

また小児医療棟の廊下の奥に可愛いミッキーとミニーの大きなステッカーが貼ってあるドアが見えた。
「あそこだよ」
ドアいっぱいにステッカーが貼っていて外から中が見えにくいようになっている。
インターフォンがあり主人が押した。
「どちら様ですか?」
「***です。K先生の面談と子供の面会に来ました。」

ちょっとして返事が来た。
「どうぞ」
ドアは開いた。入ろうとするとものすごい足拭きマットで、全部ガムテープのようです。
「バリッ!バリッ!」
結構力が要る。そしてロッカーがあり、そこにカメラや筆記用具以外は全部入れてカギを閉めて、消毒された白衣を着てまず面談室に入った。
K先生がいました。

「こんにちは!どうぞお座りください」
感じのいい先生で、宅間伸さんに似ている。

「えっと~まず夏菜ちゃんの状態ですが、昨日お父さんにはお話したんですが夏菜ちゃんはちゃんと呼吸して生まれてきたんですがまだ週数が満たないので今は人工呼吸器を使っています。週数で31週くらいで取れるので2週間呼吸器を使うかもしれませんが呼吸の仕方を見て早く取れるかもしれません。あまり焦らないで考えてください。一番の問題が血液ですね」

血液・・・何処かで固まっていたのだろうか・・・生まれる前に言われたな・・・

「夏菜ちゃんは血小板が全部ドロドロに固まっていました。なので全部の血小板交換をしました。産まれてすぐに処置をしたのですが未熟児の血管は細く、血管自体が未熟で何処かに血栓ができているかもしれません。これからの成長でわかっていくのでもし血栓ができているようでしたらすぐに処置します。」

血栓・・・どうかできていませんように・・・

「未熟児に多いのですが、肺が重力につぶされてしまって肺がつぶれかかっていますのでそのための薬を肺に注入しています。この薬は効果があり安全です。でも・・・」

でもって?なにがでもなの?

「普通赤ちゃんは心臓に穴があいている状態で生まれて自然に閉じるのですが未熟児の子は閉じない場合があり心不全を起こしてしまいます。そのためにある薬を使うのですがこの薬はそのための薬ではなく本当は消炎剤なのです。本当の使い方をしないのでこの薬を使うことになるときは両親の承諾書が必要になります。夏菜ちゃんの場合使うかどうかは2~3日様子を見て、閉じる様子がない場合その薬を使います。なので今承諾書にサインをしていただけますか?」
「はい・・・」
私たちは承諾書にサインをした。

「これからたくさんのハードルがあります。一つ一つ乗り越えていきます。夏菜ちゃんがちゃんと乗り越えられるように僕たち新生児科では精一杯看病していきますのでご協力お願いします。今日のハードルは2つあります。ひとつは心臓の穴。もうひとつは脳に出血しています。これも未熟児では血管が未熟のためにおきます。この出血が収まらないと脳機能障害が残ってしまいます。そのほか未熟児だけにおきる脳障害もあります。最悪の場合、意識障害もあるかもしれません。1週間の間に分かりますのでまた来週面談をしましょう。基本的に週に1回僕と面会をしますので必ずご両親そろわなくてもいいので面談に来てください」


夏菜・・・ハードル乗り越えようね・・・まだお母さんに会っていないよね!

面談が終わって初めて夏菜に会える!その前にもうひとつのドアを開ける。ヘアーキャップを被り、マスクをして、そこで腕から指、爪の間までイソジンとたわしで洗う。ペーパータオルで拭いたらもうどこも触ってはいけない。
足でドアを開けるボタンを押すと、重たそうなドアが開いた。ドアは私の心と同じように重い・・・

NICU~新生児集中治療室~

ピピー!バタン!シュー!ピピピピー!
いろんな音が聞こえる。人工呼吸器の音、アラームのなる音・・・
でも看護師さんの優しい声は聞こえた。
「夏菜ちゃん!ママたちきたよ」

一番奥にあって看護師さんたちのそばにある保育器。保育器の周りには多くの機械がある。大きな保育器に小さな夏菜がいた

うつ伏せになっていた。口には人工呼吸器、両手と両足に点滴・・・いたそう・・・

静かに看護師さんが言いました。
「うつぶせにすると心臓で肺がつぶれないんですよ」

私たちが何も感じない「重力」で夏菜の肺がつぶれてしまうのだ。

「夏菜ちゃん、がんばっていますよ。触ってあげてください。」


そっと保育器の小さなドアを開けて触ってきた。

しっとりとした肌。骨と皮しかない・・・でもね・・ほっぺはぷくぷくしている!
夏菜ちゃん、はじめましてお母さんだよ。よく生まれてきたね。生きて産まれてきたね。お母さんのところに来たね。

15分間の面会はすぐに終わってしまった。
自分の病室に戻るとき自分の足で歩きました。
私も夏菜と同じ!自分で歩かないとね!前に進むだけ


人工呼吸器、点滴・・・全部・・・これは全部私たちを結んでいた「へその緒」なんだよね。
だから必要なの。かわいそうではない!呼吸器も点滴も私と繋いでいる。夏菜といつも私は繋がっている!
そう!保育器は私子宮。夏菜は私の中にいるのと同じなんだ。保育器が子宮。呼吸器と点滴がへその緒なんだ・・・

そう思ったら・・・思うようになったら・・・ちょっと気持ちが軽くなった。
さあ、夏菜ちゃんお母さんと一緒にハードルと超えよう!どんなに高くてもお母さんと一緒ならおんぶしてあげるから・・・一緒にジャンプしよう!大丈夫・・・大丈夫・・・

夏菜には家族がいるんだよ。お姉ちゃんとお兄ちゃん。そしてお父さん。
1人では無理でも5人でやればできるかもしれない。


最初はショックだった。夏菜がかわいそうだと思った。でも・・・違う・・・
かわいそうではない・・・今はこれが夏菜にとって一番安全なんだよね
だからかわいそうではないよね
これが今の夏菜なんだ・・・


初めての面会は不安だった私に夏菜は勇気と元気をくれた。
夏菜は私に教えてくれた。
「駄目だと思わないで、とにかくやってみよう。逃げちゃ駄目だよ」

夏菜に会うときは重かった心が夏菜に会って軽くなった。
ありがとう・・・小さな天使・・・



続く・・・

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***コメントのお返事は明日以降にしますね。今日はもう寝ますね~お休み!zzz

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by chisato-antares | 2009-08-06 22:30 | いのちのDIARY | Comments(8)

8月5日 PART ① 夏菜の誕生~奇跡~

「いのちのDIARY」

8月5日。2時ごろ。主人と母が病院に来ました。その前に私と主治医の先生と話しをして普通分娩は無理と判断をして帝王切開と決めました。手術をするには本人の承諾が必要なので書類にサインをします。
自分の名前を書く。点滴をしているのでその副作用で手が震える。
「すみません。字がよれよれで・・・」

主人が来て手術の説明を始めた。
基本的には双胎児の場合、下にいるほうが先に生まれるのでそっちの方が上の子であるが、私もよく分かりませんが病院によって違うらしい。今回は帝王切開なので帝王切開だと取り出した順らしいけど、またこのことについて先生の考えなどによって異なる場合があるそうですが・・・

私の場合とにかく生きている子を先に取り出すことになった。そのあともう一人を取り出す。手術の時間は短いが大体1時間で終わるそうです。でも私の場合は分からないと言われました。
先生たちはここの病院では例のなかった出産となので、慎重に進めようとしているのが分かりました。

4時。手術の前の準備が終わりました。私はストレッチャーに乗って手術室へ運ばれた。迷路のような病院の廊下。上を向いているとどこをどう曲がったのかサッパリ分からなかった。

4時半ごろ、主人と母は手術控え室で待つように言われたそうだ。ちょうどそのとき、ぱたぱたぱた・・・サンダル履きの音がし、何かをごろごろ押してくる音がしたそうです。
「どうもはじめまして。新生児科のKです。僕の準備が出来次第帝王切開が始まります。」
新生児科の先生もそろった。

「***さん、準備は整いました。これから下半身麻酔をします。」
下半身麻酔を受けて、看護師さんが「触られているの分かりますか?」と聞かれて「全然分かりません。」と答えた。
始まった。

「***さ~ん!お腹をおされるような感じがします。具合が悪くなったら言ってくださいね。」
めがねも外し、コンタクトもしていない私には全く見えません。
「うわ!」本当に押されるような感じがした。
暫くして

「んぎゃ~!」

と小さな泣き声が聞こえた。5時14分。1190gの女の赤ちゃんが生まれた。でもすぐに泣き声が消えた。
「今新生児科の先生が人工呼吸器をつけています。赤ちゃん元気ですよ」
「良かった・・・生きて生まれてきたんだ・・・死んでしまうことなく生まれたんだ」
「お母さん、もう一人の赤ちゃんを取り出しますね」静かに先生がおっしゃった。
何も聞こえない。ただ「カチャカチャ」と器具の音だけが聞こえた。

「残念です・・・とってもかわいい女の子ですよ」

「ありがとうございました」

「お母さん、この子をセンター(新生児科の病棟をそう呼ぶのです)に連れて行きますね」保育器に入った赤ちゃんにK先生が人工呼吸器のゴムを押しながら言った。新生児科の看護師さんと一緒にセンターに連れて行った。

昨晩寝ていなかったからか・・・うとうとしてきた・・・


気が付いたら病室のベッドの上だった。
「まだ麻酔が効いているから注射で抗生剤と収縮剤を打ちますね」と看護師さんが言って「はい」と答えたが、その後は全く覚えていない・・・


目が覚めると主人がいた。
「今面会して来た。可愛いぞ!小さいけど動いていたよ。そうそう、赤ちゃんの名前をつけて、出生届けを出して健康保険に入れるように新生児科の看護師さんに言われたよ。何て名前にする?」
「かなでしょ?」
「かな、だけど漢字はどうしようか?」
「香る夏、の香夏はどうかな?」

「俺さ・・・夏に菜の花の菜がいい・・・夏菜がいい」

「夏菜?ふふ~んいいね。上の二人の名前にも合うし、共通点もあるし!」「共通点?」「ううん、いいの!夏菜!可愛いじゃない!夏菜ちゃんね」
「じゃあこれから市役所に行ってくるね。あともう一人の子、俺千里の分も抱っこしたよ。夏菜にそっくりだった。片耳が未完成で・・・でも可愛い顔だった。千里にはちょっと見せられないかも・・・」
「うん・・・ちゃんと火葬していただこうね」
「そうだね、行ってくるよ」

主人は市役所に行って、隣の保健所にも行って未熟児の手続きをしてきた。
産科の先生から「お母さん、こんなことを頼むのはすごく申し訳ないのですが・・・もう一人の赤ちゃんの解剖をさせていただけませんか?」
「どうぞ、あの子が世の中で役に立つのならお願いします。あの~主人には?」
「はい、話しました。お父様からも承諾をいただきました。また結果についてはお話します」

暫くして新生児科のK先生と部長のT先生がいらした。
「お母さん赤ちゃんお誕生おめでとうございます。僕が主治医のKです。今日はお母さんを動かすのは今までの薬などの影響もあるので危ないので明日赤ちゃんと面会となります。お父さんが先ほど面会していただきました。元気はいいです。ただ極小未熟児の上危険なハイリスクがある子なので今はなんとも言えませんが、でもお母さんとお父さんと僕たちで赤ちゃんを育てて生きましょう。詳しいことは明日お話します。」

夏菜は生きて、生きて・・・産まれてくることができた・・・生きて産まれてくるかどうか分からないと言われた夏菜。

それは~奇跡~


夏菜は奇跡を起こした。そして夏菜は奇跡を何度も起こしてくれたのだ・・・

でもまだ「産まれる」ことはできたけど大きなハードルがたくさんあることをまだ私は知らなかった。

ちょっと笑えるのですが・・・実は心臓がドキドキしてて3日くらいちゃんと食事をとっていなかった私。夜中お腹が空いてしまって眠れない。
「あの~看護師さん、お腹が空きすぎて眠れないんですが・・・」
本当は手術のあとは普通食をすぐに食べられないことが多いのですが、あまりにもお腹がグ~グ~なっているのを聞いて
「はい!これは先生に内緒よ~」
とお菓子をくれた。しかもちょっとしたケーキだった。
「ありがとうございます!」
ケーキを食べながら「夏菜」という漢字のイメージをした。どんな子になるかな?

それからやっと寝ることができた。もう6日になっていた。


6日、午後、センターで夏菜に会う。その前に先生の説明があるそうだ。どんな説明だろうか・・・


続く・・・


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by chisato-antares | 2009-08-05 17:55 | いのちのDIARY | Comments(3)

変なお天気ですね・・・

あの~質問ですが・・・梅雨ってまだ明けていないのですか?今日のお天気は雨がポツポツ降ったり晴れたり~!もう洗濯物が乾かないよ!と怒っているのは私だけでしょうか?家の中は洗濯物だらけです~あ~ちゃんやばぁばちゃんが入れてくれたり外に出したり・・・どうもありがとうです。夏菜が幼稚園に入園してから洗濯物は干していけるのですが雨が降ったときいつも入れてくれたり、小学校に入ってからは帰りが遅いときは16時半になるので洗濯物をたたんでくれました。ふたりの「母」は私の大事な助っ人です。いつも優しく見守ってくれている二人に感謝です!
今日は卵を食べてしまわないといけないので(消費期限が!!!)卵と牛乳とバターたっぷりの「ブリオッシュ~!」
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結婚式のお返しにいただいたカタログで前から欲しかった「ブレンダー」を交換しました。
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ブレンダーとカッターのセットです。
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フードプロセッサーは持っているのですが重くって出すのが大変!ちょっとミキシングしたいときにちょうどいい!これから何を作ろうかな?


「いのちのDIARY」


8月3日。土曜日でした。5日ぶりに会う二人の子供たち。
ちょっと照れているりーちゃん。何が起きているのか分かっていないまーちゃん。二人は私の点滴を見てびっくりしていました。母親に何が起きているのかまだ説明しても理解できない。なので、まだ4歳のりーちゃんとは夏季保育の話しを聞いたり、1歳半のまーちゃんには大好きな車の話しをして・・・
あっという間の2時間でした。3日は花火大会だったのでだんなさんが近くの土手までつれて見せるねと言って3人は家に帰っていった。

いいな・・・赤ちゃん、早く家に帰ろうね。りーちゃんとまーちゃんが待っているよ。今日は花火大会だよ。来年は一緒に見ようね。

19時過ぎ・・・花火大会が始まった。看護師さんが病室に来て「屋上で見えますよ~!行きますか?」と元気に言った。やったね!と思っていたら
「あっ***さんは駄目よ~点滴外せないからね。ごめんね。」
がが~ん!みんな私に悪そうに「部屋にいますよ」と言ってくれたけど「私の分も見てきてね!」と送り出した。私たちの病室からは花火は全く見えません。でも「音」で花火を楽しんだ。
来年がある。今年で終わりではない。来年は家族5人で見よう。

8月4日。日曜日。今日はなかなか面会に来ない。どうしたのかな?
15時過ぎ。私の姉と3人が髪の毛を濡らせて来た。病院のそばに運動公園があるのです。そこの市民プールで遊んできたそうです。真っ黒に日焼けしたりーちゃんは昨日見た「水中花火」の絵を広告の裏にか描いて持ってきてくれた。
「どんな花火だったの?」「あのね~川の中に花火ができるの!」
???「水中花火」は見たことがなかったので全くどういった花火か分からない。
「そうなの~ちゃんとまーちゃんと仲良さんでいる?あ~ちゃんを困らせちゃ駄目よ」
「うん、お母さん。それでね・・・」と言いかけると僕も~とばかりにまだ話ができないまーちゃんが
「ママ~ジャブジャブ・・・」
たぶんプールで泳いだよと言っているのだろう。まーちゃんはまだ1歳半。お母さんがいなくても夜ちゃんとおねんねできているのか心配だったがどうやら大丈夫らしい。

「また次の土曜日に連れてくる」と言ってだんなさんは帰って行った。


夕食が出たけど食べられない。心臓がドキドキして食欲が全くない。



20時過ぎ・・・収縮が起きてしまった。どんどん間隔が短くなっている!

ナースコールを押した。「どうしましたか?」とナースの声がした。
「収縮が収まらない」
入院してから収まっていたけどたまに興奮したり、食事をするとたまに収縮は起きていた。でもすぐ収まった。でも違う。

「何分間隔?」とナースが来て聞いた。「分からない・・・たぶん5分間くらい。でもお腹は痛くないんです。あおの陣痛のような痛みがないんです・・・」
「すぐに先生を!」


「急いで陣痛室へ運んで!」と急にばたばたし始めた。
「どうしましょう?」「陣痛はちゃんと来ているけど通常と違う。」
ナースと先生の話が聞こえる。
お腹に収縮を測る機械をつけている。きれいな波を打っている。異常に気がついて2時間。点滴の量を増やしたり、点滴の中に薬を注入している。

ちょっとすると収まる。その代わりすごく心臓の動悸が激しくなる。苦しい。
2時間近くたって、一度収まってきた。すぐ隣に出産を控えているお母さんが陣痛で「痛い!」と唸っている。ちょっと落ち着いていた私は「がんばれ~」と応援した。点滴の量が増えると「トイレ」が近くなります。トイレに行ったらまた起きてきた。

「看護師さ~ん!また来たよ!」と言って知らせる。
先生と助産師さんと来た。
先生が増えていた。どうやらお休みのところ来てくれたようです。

5日に日が変わろうとしたとき「お母さん、これ以上収縮を止めるのは無理です。新生児科の先生と相談します。」


まだやっと29週になったばかり。もうちょっとお腹にいないと危ないのに・・・でももう限界なのかも・・・

時計は12時を過ぎて8月5日月曜日になった。

「どんな赤ちゃんが生まれてくるか分からない。心臓に血液が固まっていると心臓が駄目になってしまう。死んでしまった赤ちゃんの血液が何処かで固まっているとそこの部分がどうなっているか?例がほとんどないから分からない」
木曜日の部長先生の回診のときに言われたことを想い出した。


どんな赤ちゃんでも私の子供。りーちゃん、まーちゃんと同じ。たとえ重度の障害を持って生まれてきても・・・大丈夫だよ赤ちゃん。お母さん、ずっと守るからね・・・


8月5日12時過ぎ。看護師さんが「自宅に連絡します」と言って自宅に電話をした。
「ご主人がすぐ来ますから」


続く・・・


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by chisato-antares | 2009-08-04 22:39 | いのちのDIARY | Comments(6)

夏菜の誕生の話 「いのちのDIARY」と名づけました 

どうも~今日も暑かったですね。でも風があるのでちょっといいです。お店はさすがに暑いためかあまりお客様はいらっしゃらないのですが、お弁当を買っていく方が多くて「お弁当の追加です~!」と3回ほどオーダーを入れました。仕事の後、朝仕込んで置いた「酵母パン」の2次発酵をしてその間に買い物に行って出来上がりました。
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アーモンドパンです。mikiちゃんに教えてもらったパンです。さくさくした食感が美味しいです!
夕食は「塩さば~」と「かぼちゃ煮」と「きゅうりの酢の物」
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あれれ~?「塩さば」それとも「さば塩」?どっちだ~?


さて、夏菜の誕生の話ですが今日名前をつけました。
カテゴリーも追加しました。「いのちのDIARY」です。
毎日かどうか分かりませんが夏菜と私の歩いてきた道を綴ります。


「いのちのDIARY」

続き

8月2日。金曜日。病棟は冷房が効いて涼しいけどやっぱり外に出たいなと思って看護師さんにちょっとだけ外に出させていただいた。病院のよこ玄関で救急の入り口でそこでは多くの人が外の空気を楽しんでいました。そこへたまたま「新生児科」の部長先生と会った。「こんにちは!」と元気に挨拶をしたら、先生も「どうも!外は暑いね!」と昨日のことなんか忘れているような返事でした。
でも先生は先生。ちゃんと分かっている!

「お母さん、どうですか?ショックが大きかった?」と聞かれたとき「最初はあまり自分の状態を把握できなかったけど、今はちゃんと把握できています。昨日の羊水検査のときに産科の先生に負けないでと言われてね。先生たちもいるので大丈夫です。」と答えました。
結構きつい宣告をされたのに私は結構平然といられた。だって・・・運命は最初からこうだったはず!私は選らばれた。この子もきっとこの運命を与えられた。誰にもどうすることもできないのなら、だったらどど~んと構えようではないか!

そんな私を見て新生児科の先生は
「強いお母さんでよかったです。お母さん、昨日も話したとおり今回の妊娠は異常です。きわめて異常で世界的に例がなくどんな子さんが生まれてくるのか・・・私たちにも誰にも分かりません。ただひとつ。これだけは言います。僕たち新生児科のドクターは常に産科と連携を取っています。安心してその日を持ってください。早く生まれると赤ちゃんが未熟すぎるし、長くいると血液が固まってしまう・・・30週を目標に毎週羊水に検査をして<そのとき>を産科の先生と検討していきましょう。だいじょうですよ。きっとこの子は強い子です。お母さんお腹で守ってくださいね。」


優しいT先生。この先生とはずっと10年以上のお付き合いとなりました。今は夏菜が入院していた市立病院を退職して、市内の公立のリハビリセンターのセンター長になられて、今はそこも退職されてしまいました。お元気かどうか・・・
ずっとセンターでお世話になりました。リハビリや装具、車椅子の注文とか・・・10年近く先生と一緒に歩いていたけどある日先生が退職される最後の診察のとき、「夏菜ちゃんのことは一生忘れないからね!君にはいろんな可能性がある。負けずに自分の道を歩いていくんだよ・・・」先生に言われました。


T先生。夏菜は先生のおっしゃた通り「強い子」になりました。ちゃんと自分の道を歩いています。どんなに遅くても、どんなに辛くても、夏菜は夏菜の夏菜に合う夏菜が進む道を歩いています。応援してくれているよね?

明日は8月3日。土曜日!あっ花火大会だ。お父さんが二人の子供たちを面会に連れてきてくれるって!3日が楽しみだな・・・
お腹の赤ちゃんの名前を考えながら、あまり深く考えないようにした。
どんどん同室の人が増えていった。どの人も元気に赤ちゃんを出産していた。みんな「ハイリスク」の私に気を使っていた。なのでこっちから「私は二人子供を産んでいるから何でも聞いてね~!先輩なんだから。私もそのうちみんなのように元気な子を産むよ~!」
自分から声をかけるようにして、みんなと仲良くしました。そうすることによって私はすごく救われた。一人ではない!前に進もう!後ろを見ない。後ろを見たら負けてしまう。


続きはまた・・・



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by chisato-antares | 2009-08-03 20:46 | いのちのDIARY | Comments(16)

あっという間の3日間でした

先ほど夏菜を病院まで送りました。往復3時間。途中渋滞に2回巻き込まれたので運転手はちょっとお疲れ~でもかわいい夏菜のためならね(^^ゞ
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今日は朝酵母パン生地でナンを焼きましたが・・・写真を取る前にお腹の中に!ナンは簡単にできるので好きですね~
夏菜のおやつ用に「バームクーヘン」
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今までは「卵焼きフライパン」で作るとき「芯」を入れなかったのですが今日は、割り箸にアルミ箔を撒いて芯を作り焼きました。
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帰りの車で食べました。夏菜は「美味しい!」と言って満足でした。

いのちのDIARY


双子の一人が胎内死亡してしまったことで羊水の検査をしました。病棟の処置室で長い針を見たとたん。「くら~」ちょっと軽い貧血。
「先生この針は何センチあるんですか?」「30cmはあるかな?」見るとやっぱり怖いな・・・
「あの~先生この検査って絶対受けないといけないのですか?」ちょっと逃げ腰の私。
「そうだね、お腹の赤ちゃんの様子をチェックしないといけないからね。」
針を刺そうとしたとき

「ちょっと待って!先生・・・いいです・・・もういいです・・・」

暫くして、先生はそっと言いました。

「お母さん、お母さんのためで入りません。お母さんの大事なお子さんのためです。お母さんなんでしょう!どんなことにも負けてはいけません。大丈夫。」

逃げてはいけない!私はどんなことも受け入れるのだ・・・こんなことで負けてどうするの!
「先生・・・なき語と言ってすみませんでした。大丈夫です。お願いします。」


目を閉じていたのですがチャンと見ないと思って目を開けてみたら、元気に動く夏菜の姿が見えた。
「あっ!女の子だ!」
先生に「女の子でしたね!」と言ったら「元気な女の子ですね。二人分がんばっていますね。いい子ですね。」

結果はすぐには分からず、暫くしたら分かりました。1ヶ月前になくなったそうです。夏菜にどんな影響が出るかは全く分からないそうです。数万人に一人ぐらいのハイリスク。結構双子は片方がなくなってしまうことがあるのですが、3ヶ月ぐらいでなくなってしまって、元気に育ったほうが生まれたときに一緒に出てくることはよくあるそうです。「例のないハイリスク妊婦」私のお腹に起きたことを知った私は今まで通り過ごすことしかなかったです。でも点滴の量が増え、トイレに行くのにもぶら下げていました。あるとき、トイレに行きながら売店で買い物に行ったら時間が10分以上かかってしまったのだ。「これは怒られえるな・・・」と思っていたら

「ピンポ~ン!2階の産婦人科病棟に入院中の***さん~すぐに病棟にお戻りください~」

と館内放送が流れた。点滴のせいで心臓がどきどき・・・陣痛を抑える薬は心臓にかなり負担がかかります。お箸を持っておわんに当てると「カチカチカチ・・・・」と手が震えて箸が動いてしまう。
どんどん無事に出産した同室の人が退院して、いつまでも残っているのは自分だけのような感じでした。新しく入った人は「はじめまして、看護師さんに***さんに挨拶をするように言われました。」
えええ~!私ってボスかい!看護師さんは長く入院しそうだった私に窓際のベッドに移動してくれました。
本を買ったり新聞を買って読んだり・・・・この点滴がなければいろんなことができるんだけどね~とあまりお腹の子のことを気にしないようにしました。

続きはまた今度

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by chisato-antares | 2009-08-02 18:49 | いのちのDIARY | Comments(8)

夏菜より「ただいま~!」家はいいです!

今日は楽しみの外泊の日!今日は作業療法と理学療法があり、両方の見学をしようと思い、朝の8時過ぎに家を出発!姉ちゃんもバイトがないので一緒に行きました。相変わらず京葉道路は混んでいて特に朝は渋滞!1時間半近くかかりましたがちょうど夏菜も作業療法を始めたので訓練室に行ってきました!
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やっている!やっている!見た目は簡単そうに見えますが夏菜には難しい作業です。一つ一つパーツを選んでそこにぺタッと貼り付けるのですが、視覚感覚にも障害がるので見ている映像の、空間、距離感、イメージが難しいそうです。たとえば、6面体の解体図を描いたり、反転するとどうなるか想像するのが難しいとか・・・ものを見て何かは分かりますがそれがどういった構造であるかを見極めるのが難しい。作業療法では手の動きをスムーズにするのと同時にそういった視覚の感覚のリハビリも兼ねています。
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10時20分くらいに作業療法を終えてなんと学校へ!今日は担任の先生とお勉強をする約束をしているそうです。うわ~!まじめだ!
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お昼まで先生と勉強をして、病棟に戻ってお昼を食べて14時から今度は理学療法です。その間私たちはイオンに買い物に行きました。2週間目に行ったとき「イーストボーイ」で7月の終わりから最終バーゲンをすると聞いたので姉ちゃんと一緒にショッピング~!だんなさん?ベンチで待っていました・・・1時間かな?
さて、大量に(!)洋服をGETして病院に戻りました。
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理学療法は体幹の動きをスムーズにする訓練です。今日は歩行器で歩くときの足の動きの練習。
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夏菜の場合「歩く」ためではなく、足の動きと運び方の練習です。でも車椅子以外でもちょっと移動ができます。最近は午後1時間ぐらい「歩行器での訓練」を病棟でするように言われているのですが昨日は張り切って2時間近くやってそうとう疲れたそうです。何にもがんばる子ですが・・・「ここまで!」と決めてやろうね~看護師さんが心配して「もうおしまいにしよう」と何度も声をかけてくれたそうですが「もうちょっとがんばる!」と言って譲らなかったそうです。頑固ちゃんですね。
さ~!家に戻るよ~!
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「ただ今!おばあちゃん!」とひいおばあちゃんにまずは挨拶。おばあちゃんは夏菜が帰ってくるのを毎日楽しみして6月に体調を崩してからとっても心配でしたが「夏菜がおばあちゃんに会うのを楽しみにしているよ~」と毎日言っていたら元気になってきた。2週間前の外泊からより元気になってきたのだ!夏菜はおばちゃんの一番のお薬ですね。
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本日の勝利品。夏菜と姉ちゃんとおそろいの洋服がたくさん。あと夏菜のエナメルのポシェットに姪っ子へのプレゼントのポシェットと靴入れ。合計で11点かな???いや~もとあったかな?70パーセントOFFの洋服がたくさんですっごく感動!
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こちらは学校の工房で作った焼き物。18日に学園祭があって、その売れ残り品です。1個10円だったので写真のほか合計8個買いました。みんな上手でしょう!夏菜も作ってみたいな~と言っていました。
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この間の本の倉庫セールで買ったロバの乗り物。名前は「ロバート」と「バラード」さて、夏菜は喜ぶかな?
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「バランスボールみたい!」と大喜び!そうです。リハビリ用に買ったのですが・・・1個で充分でしょう?でもこうなるわけですよ。
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絶対二人で遊ぶだろうと2個。ちょっと早いけど、ばぁばちゃんが夏菜の誕生日にマンゴーのムースケーキを買ってくれました。
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いのちのDIARY


7月30日、夕方。誰も待っていない外来。車椅子に乗って看護師さん、助産師さんと一緒に外来の診察室に行きました。そこには病院の産科の先生が全員いらっしゃっていました。「なにが原因で陣痛が来ているのに進まないのだろうか?」先生たちはかかりつけの先生からの紹介状を見て、診察をした。今では3Dのエコーがありますが当時はありません。全部のエコーを持って来てみんなで私の大きく膨れたお腹をエコーで見たが元気な夏菜が動いている。どこも変でない。

でも

でも

私の膀胱の辺りを見てみた。骨盤内に異常がないか?骨盤内を詳しく見たら・・・あったのだ。足。足が2本。

もう一度上のほうのエコーで見る。夏菜の足は元気に動いている。ほとんど骨盤より下、でもちいさな、動かない足がある。

「双子だ!動きが見られない!これでは分からない!何で見ればいいのか・・・」
先生たちの緊迫の声。とうとう私は体内にエコーを入れて診察をすることになった。いました。小さな赤ちゃん。でも動いていない。先生も心臓あたりを探してエコーで見えるようにぐりぐりと動かしてみた。動きは確認されない。


「お母さん・・・残念です。一卵性双生児体内死亡です。」

「はい・・・そうですね。生きていませんね。でももう一人は生きていますね。どうなるんですか?」

「一卵性なので胎盤を共有しているのでなくなっている子の固まった血液が元気な赤ちゃんに流れている恐れがあり、それが血管をつまらせると危険です。お母さんのような骨盤内に入り込んでしまった赤ちゃんは残念ながら今の医学では簡単に見つけてあげられないんです。いつまで生きていたのか、いつごろなくなったのか、羊水の検査で大体のことが分かります。明日両方の赤ちゃんの羊水検査をしましょう。あと、新生児科の先生も一緒に診察をしていただき、今度のことを、どうすればいいのか、いつ生まれるのがいいのかを相談していきましょう。」

車椅子に乗って看護師さんと助産師さんと一緒に病棟に戻った。看護師さんが「大変ですね・・・何と言っていいのか・・・」と涙ぐんでいた。「運命ですね・・・」と答えた。「これからは病棟一番のハイリスクの妊婦さんです。生まれるまでいろんなことが制限されます。今何かやりたいことはありますか?」「主人に知らせたいです」「電話をかけていいですよ。終わったらすぐにベッドで安静です。」

「あのね・・・双子だったの。一人はもう天国に行ってしまったの。」
それだけ言って電話を切った。だんなさんは携帯電話を持っていたけど私はまだ持っていなかったし、携帯でも会話のみでメール機能はなかった時代。

2時間後、彼は目を赤くして病室に来た。「どうしてなんだろう」

「俺たちだからだよな。きっともう一人は二人分がんばって生まれてくるはず。どうしてかなんていいんだ。そうなったことをちゃんと受け止めるだけができることだ。千里、大丈夫か?」
「うん、最初はショックだったけどでも仕方がないことってたくさんだから、せめてもう一人が生きている間に生んであげたい!」
「よし!家のことは俺とおふくろとばぁばさんに任せて。あまり心配すると体に良くないから。」
「は~い!」

たった2時間前に悲しく辛いことを宣告されたが、もう大丈夫。私はお母さんだ。どんなことがあっても・・・お母さんなのだ。
次の日の羊水の検査が怖いな・・・でもこれは逃げちゃ駄目だよね・・・
自分に言い聞かせて自分自身を納得させ、起きてしまった出来事をそのまま受け入れることが一番大事だと思い、「なんで?」と思うことはしない!と心に誓いました。

続きは明日・・・

さて、今日の夏菜のお隣合戦ですが・・・もうすでに「たぬき親爺」がGET!ざんね~ん姉ちゃん!また「いびき攻撃」で負けそうなので装具が取れるまでは悔しいけど譲るそうです。兄ちゃんは明日も部活と塾なので今日は別。明日は一緒に寝るそうです。姉ちゃんは「悔しい!」と言って30分くらい夏菜の隣でごろごろ・・・「9月になったらリベンジだ!」と気合を入れえるのであった。
今日はすっかり更新が遅くなってしまいました。コメントのお返事、ブログへの訪問は明日しますね!ではお休み!zzz
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by chisato-antares | 2009-07-31 22:10 | いのちのDIARY | Comments(6)

カレーの壺

日曜日に姉ちゃんと都内に出たときたまたま寄った「東急ハンズ」で売っていた「カレーの壺」が目に入り、ちょっと試食させてもらったら「美味しい!」試食したのは「チキンカレーの壺」でちょっと辛い!でもなんともいえない辛さで、欲しいと思ったけど夏菜には辛過ぎそうなので甘めの「野菜カレーの壺」を買ってきた。
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トマトペーストをたっぷり入れて作ってみました。
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やっぱり「チキン」の方が美味しかったかな?ネットで調べたらアマゾンや楽天ショップでも扱っているのが分かったので今度は「チキン」を買ってみよう。あとココナッツミルクで作ったほうが美味しい。家にはなかったので牛乳で作りましたが、試食したほうが断然うま~い!どうやら私は「カレーの壺」にはまったらしい!18皿分で609円。ちょっと高いかな?でもお店で食べるのと同じくらい美味しい!興味のある方はアマゾンまたは楽天で調べてみてね~Yahooにもあると思います。本格的なカレーが作れます。
いや・・・今日は本当にあぢ~!風もあまり吹いていなくって暑いこと暑いこと!「夏」ですね。


いのちのDIARY


7月30日。13年前の今日、私は入院しました。姉ちゃんが幼稚園の年中さん、兄ちゃんはまだ1歳6ヶ月。夜中に突然まだ起きないはずの陣痛が起きたのです。それらしいお腹の収縮が数日前からあったので産科に行って、点滴を受けたりしたのですが・・・10分間隔でくる・・・でも違う・・・

上の二人のときと違う。急いで病院に電話をして先生と話したら「体制の整った病院に転院するかもしれないので用意をしてくるように」と言われました。ちょうど30日から幼稚園の夏季保育。3日間だけ通うことになっていて3日目は夕涼み会で浴衣を着ることになっていた。全部用意してだんなさんにこれは30日にもたせるもの、こっちは31日、浴衣は1日の夕方からの夏季保育で着る・・・といろいろと姉ちゃんの幼稚園の準備をして荷物を持ってかかりつけの病院に行った。
個人の病院だったので先生は「ここで産んでもいいけど、未熟児だから赤ちゃんだけ市立病院に入院することになってしまって親子が離れてします。僕は市立病院の産科にいたから個人的に自分の病院より設備の整った市立病院を進めるけど、どうしますか?」と言われた。
先生も考えてのことだ。異常事態が起きている・・・「市立病院に行きます。」すぐに返事をしたら「すぐに病棟に電話を入れておくからすぐに向かってください。お母さん、がんばってね!」と言われて個人病院を後にして市立病院に行った。
夜間の受付に行ったら車椅子を持った看護師さんが待っていた。「大丈夫ですよ~歩いていけますから。」と言ったら、すっごく深刻な顔をして「駄目です。産科部長の先生の指示です。安静にしてください。」言われるがまま、車椅子に乗って産科病棟に行ったら先生が3人もいた。
病棟内の診察室では早産の原因が分からないのでとりあえず、点滴をして夕方診察が終わるまで待つことになった。朝の6時。だんなさんは仕事のため「仕事の帰り寄るね。」と帰っていった。当時だんなさんの弟が姉ちゃんが通っていた幼稚園のそばで働いていたので朝は連れて行ってもらった。帰りはだんなさんの父が当時は元気だったので迎えに来てくれた。

夕方4時過ぎ、外来が終わった診察室に私は点滴を2本ぶら下げて車椅子で行った。


続きはまた明日・・・

今日の絵本です。
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左側は「きょうはなんてうんがいいんだろう」見えますか?木の陰におおかみくんが・・・このおおかみくんは本当にかわいい!「きょうはうんがいいな~」と思いながら一日を過ごしていたんですが・・・夜寝るときに想い出すのだ!「あ!あのぶたたち!」おおかみのくんの失敗談です。
右側は有名な「てぶくろ」です。子供って反復性のある話が大好きです。てぶくろもそうですが「おおきなかぶ」の同じように繰り返しがあります。両方とも子供が全部話を覚えてしまう絵本です。でもあのてぶくろに入るの~!?とちょっと笑える!「きょうはなんて・・・」は幼稚園ぐらいになってからがいいかな?「てぶくろ」は1歳になったときから3人に読んでいましたね。もうぼろぼろですが私のお気に入りです。

明日は夏菜が外泊します。2週間ぶりです。きっと今頃「明日は何時に来るかな?」とわくわくしているでしょう。私も楽しみ!家族が離れているのはやっぱり寂しいですね。まだまだ続く入院ですが装具が24時間から夜間のみになったらちょっと楽です。あと1ヵ月半。がんばろうね夏菜!
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by chisato-antares | 2009-07-30 18:04 | いのちのDIARY | Comments(20)